- ブログ初心者におすすめのジャンルを知りたい
- ジャンルを選ぶ際のコツや注意点がわからない
- 選んではいけないジャンルはあるの?
取り組むジャンル次第で、記事作成の難易度や収益化のしやすさが大きく変わり、その後の展開を左右します。
本記事では、ブログ初心者におすすめの稼げるジャンル10選を紹介し、ジャンル選びのポイントや注意点について詳しく解説します。

適切なジャンルを選び、効率よくブログ収益を上げるヒントを押さえましょう。
ブログ初心者におすすめの稼げるジャンル10選


初心者でも収益化しやすいとされるジャンルは、以下の10種類です。
ジャンル | 特徴 |
---|---|
VOD(動画配信サービス) | 映画・ドラマなどコンテンツ豊富でネタ切れしにくく、高い無料登録率で成果発生しやすい |
プログラミングスクール | 高単価案件が豊富(1件数万円も)で少ない成約でも収益大、需要も年々増加している |
転職・副業支援 | 転職サイトやエージェント案件は報酬単価が高め、副業ノウハウなどニーズが高く集客◎ |
格安SIM | 通信費節約ニーズの高まりで市場拡大、自身の体験談を活かしやすく差別化もしやすい |
メンズ美容・コスメ | 男性向け美容は新興の成長市場、競合が女性向けより少なめで上位表示を狙いやすい |
オンライン英会話 | 英語学習ニーズは安定して高くユーザー層広い、無料体験からの成約で報酬発生しやすい(単価2~5千円) |
スポーツジム(フィットネス) | パーソナルジムなど高額サービスは1件2~3万円の報酬、健康志向ブームで需要増加中 |
マッチングアプリ・婚活サービス | 恋活・婚活ニーズは常に高くユーザー多数、婚活系は成約報酬が高額(結婚相談所で数万円) |
資格取得・オンライン講座 | 資格取得・スキルアップ需要が高い講座申込や資料請求など成果地点のハードル低め |
ゲーミングジャンル | オンラインゲームやオンラインカジノに特化したジャンルで、近年は需要が高く、比較的ライバルも少ない |
上記のように、需要が高く報酬単価も見込めるジャンルは、初心者にも取り組みやすい傾向があります。



それぞれのジャンルについて、以下で詳しく解説します。


VOD(動画配信サービス)


最初におすすめなのは、VOD(動画配信サービス)です。
動画配信サービスのアフィリエイト案件は初心者にも扱いやすく、「作品の無料視聴体験」に誘導しやすいため成果が発生しやすいジャンルです。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
成約条件が「無料トライアル申込み」が多い | 読者が金銭負担なく試せるため登録ハードルが低く、成果につなげやすい |
1件あたりの報酬単価が約1,000円前後 | 単価が比較的高めで、少ない成約数でも収益を得やすい |
作品コンテンツ数が豊富でネタ切れしにくい | 映画・ドラマ・アニメ等紹介できる作品が無限にあり、継続的に記事を書ける |
VOD案件は「○○を無料で見る方法」といった切り口で記事にしやすく、多数の作品を扱えるためブログの更新ネタに困りません。
国内の動画配信市場は今も拡大しており、伸びている市場に参入できる強みもあります。



競合も増えているため、作品ごとに特化したブログを作るなど、戦略的に取り組むと良いでしょう。
のやり方を解説【初心者向け】-300x169.jpg)
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プログラミングスクール


次におすすめは、プログラミングスクールです。
プログラミング学習サービスやスクール紹介のジャンルは、アフィリエイト報酬が高単価で狙い目です。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
1件あたりの報酬単価が数万円と高単価 | 高額報酬を狙えるジャンル 1件成約で1〜3万円以上も可能で効率的 |
ジャンルの市場需要が年々高まっている | エンジニア需要増加に伴い受講者も増加 見込み読者が多い |
自身の経験・スキルを活かしやすい | 実体験に基づくスクール比較や、学習ノウハウを発信でき信頼を得やすい |
プログラミングスクール案件は「無料カウンセリング申込で〇〇円」など、無料相談だけで報酬が発生するものも多くあります。
受講料自体が高額なぶんブロガーへの還元額も大きく、少ないアクセスでも高収益が期待できる点が魅力です。



高単価ゆえに競合も多いため、自身のプログラミング学習体験談や卒業後のキャリア談など、独自の切り口で差別化しましょう。


転職・副業支援


転職や副業支援に関するジャンルもおすすめです。
転職エージェントや求人サービス、副業ノウハウ系の案件は報酬額が高めで、成果につながれば大きな収入が見込めます。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
高単価な案件が多く報酬額が大きい | 転職系は1件数千~数万円の報酬も珍しくなく、成約1件あたりの収益が大きい |
キャリアアップ・副業ニーズが旺盛 | 現職に不満な人や収入を増やしたい人など幅広い層に需要。集客しやすい |
経験談やノウハウなど独自コンテンツ化しやすい | 自身の転職成功談、副業体験談など読者の共感を得やすい記事にしやすい |
転職ジャンルは、「専門職転職」など特定分野だと新規登録だけで、数万円の案件もあり高額です。
副業系では、「在宅ワークの始め方」「副収入アップ術」など、ノウハウ提供型の記事が人気です。
人生を好転させたい読者層が多く、適切な解決策を提示できれば信頼を得て成果につながります。



情報の正確性が重要な分野でもあるため、経験に基づくアドバイスやデータの裏付けを示すことを心がけましょう。


格安SIM


格安SIMのジャンルも、初心者ブロガーに適しています。
スマホ代の節約ニーズに応える内容で、実体験を交えた記事にしやすく、読者の関心も高いです。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
節約志向の高まりで市場が拡大中 | スマホ利用者の半数近くが対象となりうる市場規模で、今後も需要は増していく |
自分の体験談をコンテンツにできる | 実際に乗り換えた経験から、メリット・デメリットを発信でき差別化しやすい |
案件数も豊富で選択肢が多い | 大手から新興まで格安SIM各社の広告案件が多数 比較紹介記事で複数収益化できる |
格安SIMジャンルでは、「●●(大手キャリア)から乗り換えて月○円節約!」といった具体的な節約額を示す内容が刺さりやすいです。
読者にとって通信費節約は直接お金の悩み解決に直結するテーマのため、関心度が高くコンバージョン率も良好です。
格安SIMを使った感想や速度検証などリアルな情報は信頼されやすく、個人ブログでも戦いやすいでしょう。


メンズ美容・コスメ


メンズ美容・コスメは、近年注目のジャンルです。
男性のスキンケアや美容への関心が高まっており、市場が伸びている成長分野です。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
男性向け美容市場が拡大中 | 男性の美容意識向上で、関連商品の需要が確実に増加 |
競合が女性向けより少なめ | 女性美容に比べ参入ブログが少なく、個人でも上位表示を狙いやすい |
単価は商品次第だがリピートにつなぎやすい | 基礎化粧品やサプリ等、定期購入されやすい商材が多く継続報酬も期待できる |
メンズ向けオールインワン化粧水やヒゲ脱毛クリーム、育毛剤などさまざまな商材があります。
商品の価格帯はさまざまですが、美容系はユーザーの悩み(肌荒れ、薄毛など)が深刻なほど、購買意欲が高くコンバージョンしやすい傾向にあります。
「使い方レビュー」「ビフォーアフター画像」など体験コンテンツが作りやすく、読者に成果をイメージしてもらいやすい点もメリットです。



今後さらなる市場拡大が見込めるジャンルのため、早めに特化ブログを育てておく価値は大きいでしょう。


オンライン英会話


オンライン英会話も初心者に人気の稼げるジャンルです。
英語学習は定番のニーズで市場が安定しており、各社の無料体験レッスンを訴求すると成果を出しやすい特徴があります。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
英語学習ニーズが常に高い | 受験生から社会人まで幅広い層に需要があり、安定した集客が見込める |
無料体験レッスン案件が多い | 無料登録で成果となる案件が豊富でユーザーが試しやすく、成約率が高め |
成果報酬は中程度 (約2,000~5,000円) | 1件あたり数千円の案件が多く、数を積み上げて収益化しやすい |
オンライン英会話は
- 「○○社の英会話○○回体験レポート」
- 「英会話初心者におすすめのサービス比較」
などの記事が書きやすく、読者も情報収集を目的に訪れやすいです。
各サービスの特徴(料金プランや講師の質、レッスン時間帯など)を比較表にまとめると、読者が選びやすくなり成果につながりやすいでしょう。



英語学習は長期的なテーマでもあるため、一度読者を獲得すれば継続的なアクセスが期待できる点も魅力です。


スポーツジム(フィットネス)


スポーツジム(フィットネス)のジャンルも、高収益が狙えます。
特に、パーソナルジム系の案件は1件あたりの報酬相場が、2~3万円と高く設定されています。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
成果報酬が高額 (約2~3万円) | 1件成約で高収入 少数の成約でも月収数万円が見込める |
フィットネスブームで需要拡大 | コロナ後の健康志向高まりでジム利用者増加 今後も市場成長が期待できる |
体験談やビフォーアフターを発信しやすい | 自身のトレーニング経過を公開すると、説得力のある集客ができる |
「ライザップなどパーソナルジム体験記」や「初心者向けジムの選び方」といった記事は関心を集めやすく、読者の行動(無料カウンセリング申込み等)につながりやすいです。
実際に通って得られた成果(体重減少や筋力アップの数値)を示すと、読者の信頼を得てコンバージョンにつなげられます。
最近は、24時間ジムやオンラインフィットネスなどさまざまなサービスが登場しており、比較紹介記事も作成しやすくなります。



健康分野ゆえに専門性も求められるため、正確な知識やトレーナー監修の情報を取り入れるとより安心されるでしょう。


マッチングアプリ・婚活サービス


マッチングアプリ・婚活サービスのジャンルも、稼ぎやすい領域です。
恋愛・結婚に関する悩みは普遍的でユーザー数が多く、関連サービスの広告案件も多数あります。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
ユーザー層が広く需要が常に一定 | 恋人探しから結婚まで年代問わず利用者が多いジャンルで、安定したアクセスを期待できる |
無料登録など低ハードル案件が豊富 | マッチングアプリ系は無料会員登録で報酬発生する案件が多く、成約につなげやすい |
一部高額案件も存在 | 結婚相談所などは新規入会で数万円の報酬もあり、一発高収益も狙える |
マッチングアプリ案件では
- 「○○(サービス名)体験談」
- 「△△な人におすすめのアプリ5選」
といった記事が定番です。
読者は信頼できる出会いの場を求めているため、自身の体験や口コミ評判を交えてサービスの安全性や、特徴を詳しく紹介すると効果的です。
婚活サービス(結婚相談所など)は、成約ハードルが高い反面、決まれば報酬が大きいため、アクセスが増えてきたら狙ってみる価値があります。



恋愛・結婚分野は、常に一定の需要がありトレンドに左右されにくいため、長期的なブログ資産として育てやすい点も魅力です。


資格取得・オンライン講座


資格取得やオンライン講座のジャンルも、稼ぎやすい分野の一つです。
宅地建物取引士やTOEIC、プログラミング講座など、人々が自己投資として挑戦する資格・講座は、常に人気があります。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
自己啓発・キャリアアップ需要が高い | 資格取得は多くの人が検討するため、潜在ユーザーが多い |
専門知識や経験を活かせる | 自身の合格体験や学習法を発信でき、差別化と信頼獲得がしやすい |
資料請求・無料講座など案件のハードル低め | 資料請求や体験セミナー申し込みで報酬になる案件があり、読者が行動しやすい |
たとえば
- 「未経験から◯◯資格に合格した勉強法」
- 「おすすめのオンライン講座〇選」
といった記事は、これから資格勉強を始める人に有益です。
ASP案件も、通信講座の申込や教材購入、資料請求などさまざまあり、自分が取得した資格に関連する講座を紹介すれば説得力と成約率が高まるでしょう。



資格ジャンルは、合格までのロードマップなどコンテンツの体系化がしやすく、一度質の高い記事を書けば長期間にわたり検索流入を稼げる強みもあります。


ゲーミングジャンル


最後に、ゲーミングジャンルです。
オンラインゲームやオンラインカジノなど、近年注目を集めているジャンルです。
特徴 | ジャンルを選ぶメリット |
---|---|
世代を超えて人気があり市場が活発 | 未成年の利用はNGですが、成人であれば男女問わず利用できる |
ASP案件が豊富 (オンラインゲーム・オンラインカジノ) | オンラインゲームやオンラインカジノの紹介など、成果報酬型案件が多い |
SNSとの相性も良い | SEO以外にもSNS(X・Instagram・TikTok)との相性も良く、集客しやすい |
オンラインカジノは年々利用者が増えており、SEOやSNSなど幅広く集客ができます。



オンラインカジノでは、ユーザーがゲーム内で課金をしたり、定期的にログインしてプレイしたりすると、継続的な収益につながります。
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ブログで稼ぐジャンルを選ぶ際のポイント6つ





稼げるジャンル候補の中から、自分に合ったテーマを選定する際には、以下の6つのポイントを意識しましょう。
- 自分の興味・経験に合ったジャンルを選ぶ
- 市場規模や需要が十分にあるか調べる
- 広告・アフィリエイト案件が豊富か確認する
- 競合が多すぎないジャンルか見極める
- そのジャンルで独自の強みを発揮できるか考える
- 長期的に継続して運営できるテーマか判断する
自分の興味・経験に合ったジャンルを選ぶ
好きでもないテーマでは、記事執筆が苦痛になりやすく、継続が難しくなります。
興味・関心があるジャンルであれば無理なく続けられ、取り組む中で専門性も高められるため、結果的に収益化につながりやすくなります。
ゲーム好きならゲームレビュー、ファッションに詳しいなら服飾系ブログといったように、自分の情熱や知識を活かせるテーマを選ぶと良いでしょう。
過去の職業経験や資格取得経験などがある分野であれば、他者にはないリアルな情報提供ができるため、大きな武器になります。



興味と経験が合致したジャンルは記事の独自性も高まり、読者からの信頼も得やすくなります。


市場規模や需要が十分にあるか調べる
次に、そのジャンルの市場規模や需要を、事前にリサーチしましょう。
自分の好きなテーマでも、世間の需要が極端に少なければアクセスは伸び悩みます。
需要を調べるにはGoogleトレンドやGoogleサジェスト、Googleキーワードプランナーといったツールが有効です。
項目 | 内容 |
---|---|
Googleトレンド | キーワードの検索需要の推移や季節性を把握できるツール。 興味のあるジャンル名や関連ワードで検索し、人気度が安定または上昇傾向にあるか確認する。 「キャンプ」は夏に伸び冬に落ちる、といった季節要因も読み取れる。 |
Googleキーワードプランナー | キーワードごとの月間検索ボリューム(検索数)の目安を確認できる。 具体的な数字で潜在ユーザー数を把握できるため、「需要が十分にあるジャンルか」を判断する材料になる。 |
関連キーワード・サジェスト | GoogleやYahoo!の検索窓に語句を入れた際に表示される、補完候補(サジェスト)や関連キーワードを調べられる。 ユーザーがそのジャンルで、どんな情報を求めているかを掴める。 需要が多ければ、関連ワードも豊富に出現する。 |



需要と市場規模が十分かを調べ、将来性も含めてジャンルを選びましょう。


広告・アフィリエイト案件が豊富か確認する


需要があってPVが稼げても、マネタイズ手段が無ければ収益にはつながりません。
そこで、主要ASPに登録して、狙うジャンルに関連する広告がどれくらいあるかチェックしましょう。
初心者におすすめの代表的なASPを以下に紹介します(全て無料登録して案件検索できるようにしておくと◎)。
項目 | 特徴・主な取扱ジャンル |
---|---|
A8.net | ・日本最大手ASP ・案件数が豊富でオールジャンル対応 |
もしもアフィリエイト | ・Amazonや楽天ともまとめて提携可能 ・初心者向けサービスが充実 |
バリューコマース | ・老舗のASP ・EC(通販)や旅行案件に強み ・Yahooショッピング等公式案件あり |
afb(アフィビー) | ・女性向け商材や美容・転職案件に強い ・支払最低額777円と初心者に優しい |
アクセストレード | ・金融系や通信系案件が充実 ・無料会員登録だけで成果となる案件も多い |
JANet(ジャネット) | ・高単価案件が多数 ・金融・保険・不動産など成果1件1万円超えも豊富に扱う |
OGアフィリエイト | ・オンラインカジノ専門のASP ・成約ユーザーの売上に応じた終身報酬型 |



上記ASPを活用しつつ、自分のジャンルで複数の広告案件を見つけられるか確認しましょう。


競合が多すぎないジャンルか見極める
ジャンルの参入前に、競合の状況も調べておきましょう。
その理由は、検索上位を大手企業サイトが独占しているジャンルは、個人ブログで戦うのが難しい場合が多いからです。
自分の選んだキーワードで検索してみて、上位に個人ブログや中小サイトが見当たらず、有名メディアや公式サイトが並ぶようなら要注意です。
競合が強すぎるジャンルでは、良質な記事を書いても検索で上位表示できず、埋もれてしまうリスクがあります。
「プログラミング学習」などは、企業運営サイトも多いですが、特定言語に絞った個人ブログが上位に入る余地もあります。



先行ブログのタイトルや記事構成を見て、後発の自分が差別化できるポイント(切り口や情報の深さ)があるか、検討しましょう。


そのジャンルで独自の強みを発揮できるか考える
選んだジャンルで、自分ならではの強みやオリジナリティを出せるかも考えましょう。
似たような情報が溢れる中で、独自性のない記事は埋もれてしまいます。
- 専門資格・肩書きがある(例:栄養士資格をもつ人のダイエットブログ)
- 実務経験が豊富(例:元人事担当者が語る転職ノウハウブログ)
- 成功・失敗体験がある(例:借金完済体験を綴るお金のブログ)
- 他ジャンルとの掛け合わせ(例:英語×ITスキルで差別化したブログ)
YMYL領域など専門性が求められるジャンルでは、特別な資格や知識があると個人でも戦える可能性が高まります。
何の下地もない新しい分野に挑むと、情報の薄い記事になりがちで信頼性も弱くなります。
自分の経歴や趣味を棚卸しして、「このジャンルなら自分が他より優れている点がある」と思えるテーマを選ぶのが理想です。
もちろん、最初は突出した強みがなくても、勉強しながら知識を深めていく覚悟があれば参入は可能です。



自分の強みを活かせるジャンルは記事に説得力が増し、読者から支持されやすくなるでしょう。


長期的に継続して運営できるテーマか判断する
ブログは継続して記事を積み重ねていくと、徐々に成果が出るメディアです。
そのため、長期にわたり運営できるテーマかも、考慮しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
短期的なブームで終わらないか | 一時的な流行に乗っただけのジャンルは、ブームが去ると検索需要が激減する。 継続的に収益を上げたいなら、できるだけ通年需要があるジャンルを選ぶ。 |
記事ネタが豊富にあるか | ジャンルが狭すぎると書けるトピックが少なく、早々にネタ切れになってしまう。 「関連キーワードを100個以上列挙できるか?」といった視点で、扱うテーマに十分な広がりがあるか確認しよう。 必要に応じてサブテーマを含めておくと◎ |
将来性はあるか | 今は稼げても先細りしそうな分野は長期運営に不向き。 今後伸びそうな市場であれば、ブログの成長とともに収益も右肩上がりが期待できる。 Googleトレンドで減少傾向にないか確認するのもおすすめ。 |
情熱を持って語れるテーマであれば、多少伸び悩む時期があっても乗り越えて継続しやすいでしょう。



以上のポイントを総合的に検討し、「これは!」と思えるジャンルを選定してください。


ジャンルを選定したらブログを開設しよう


ブログのジャンルが決まったら、実際にWordPressブログを開設して記事を書き始めましょう。
ここでは、ブログ開設の主な手順を簡潔に解説します。
ブログを設置するレンタルサーバーを契約します。
エックスサーバーやConoHa WINGなど、初心者向けの高速サーバーが人気です。
サーバーと同時に、独自ドメインを取得できるサービスもあります。
料金プランや性能を比較し、自分に合ったサービスを選びましょう。
最近は、初期費用無料やお試し期間ありのサーバーも多くあります。
ブログの住所となる独自ドメイン(例:example.com
)を取得します。
レンタルサーバー会社経由で取得するか、お名前.comなどのドメイン取得サービスを利用しましょう。
ドメイン名はブログのテーマに関連したものか、自分のブランドとなる名前がおすすめです。
取得したドメインは、レンタルサーバーの管理画面でサーバーに紐付けます。
セキュリティとSEOの観点から、独自ドメインをHTTPS化(SSL証明書の設定)します。
多くのレンタルサーバーでは、無料でSSLをワンクリックで導入可能です。
SSL設定を有効化し、「http://〜」ではなく「https://〜」で、サイトにアクセスできるようにしましょう。
ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されればOKです。
サーバーの管理画面からWordPressをインストールします。
現在ほとんどの主要レンタルサーバーには、「WordPress簡単インストール」機能があり、ブログ名やユーザー名を入力するだけで数分でセットアップ完了します。
インストール後、発行された管理画面URL(例:https://ドメイン名/wp-admin/
)にログインして、WordPressを使い始めましょう。
WordPressが使えるようになったら、パーマリンク設定(URLの形式)をカスタム構造に変更し、必要なプラグインを導入します。
テーマ(デザインテンプレート)を選んで、サイトの見た目を整えましょう。
無料テーマなら「Cocoon」などが定番で、より高機能な有料テーマに後から切り替えも可能です。
準備が整ったらいよいよ記事を書き始めます。
最初は自己紹介やブログの方針を書くも良し、狙いのジャンルのキーワードで1記事目を投入するも良しです。
後でリライト(書き直し)可能なので、完璧を求めすぎずまずは公開してみましょう。
公開後はGoogleサーチコンソールにサイト登録し、インデックスを促進してください。
一見難しそうに感じるかもしれませんが、各サーバー会社の公式ガイドに沿って進めれば、初心者でも数時間以内にブログを始めることができます。



手順に従って進めてみてください。


ブログのジャンル選びで注意するべきこと


ブログのジャンル選びで注意するべき点は、以下の4つです。
- YMYLジャンルは選ばない
- ジャンルを絞りすぎない
- 単価や承認率が低いジャンルは選ばない
- ASP広告案件が少ないジャンルは避ける
YMYLジャンルは選ばない
YMYLとは “Your Money or Your Life” の略で、人々の生活に重大な影響を与えるジャンルを指します。
具体的には
- 「お金(投資・ローン)」
- 「医療・健康」
- 「法律」
- 「政治・公共政策」
など、読者の金銭や健康、人生に関わるテーマが該当します。



YMYLジャンルは、Googleの検索評価(E-E-A-T:経験・専門性・権威性・信頼性)にも厳しく、個人が安易に発信すると上位表示が難しい領域です。
ジャンルカテゴリ | 具体的な内容 |
---|---|
医療・健康 | 病気の治療法、医薬品の紹介、サプリメントの効果など |
金融・投資・保険 | 株式投資、FX、仮想通貨、ローン・債務、保険の選び方など |
法律・税務 | 法律相談、判例解説、税金対策、節税ノウハウなど |
政治・公共性 | 政治問題の解説、選挙、公的年金・社会保障、災害・安全情報など |
その他人生に重大な項目 | 育児・教育(将来に関わる決断)、重大なライフイベント(離婚・介護)など |
YMYLジャンルは、医師や弁護士、FPなど専門家の監修や運営するサイトが強く評価されやすく、何の資格も持たない個人が発信しても信頼を得にくいです。
健康や金融情報は、人命や財産に直結するため、検索エンジンも慎重に扱っています。
初心者が下手に手を出すと、どんなに頑張って記事を書いても上位表示はおろか圏外となるケースも少なくありません。



ブログで稼ぎたいなら、YMYL領域のテーマは避けましょう。


ジャンルを絞りすぎない
ジャンル選定において「特化ブログ」が、推奨される場面は多いですが、絞りすぎには注意が必要です。
一つのジャンルに特化すると、その分野に強く興味を持ったユーザーが集まりやすく、購買意欲も高いため収益化しやすいメリットがあります。
しかし、範囲を狭くしすぎると扱える話題が限定されすぎてネタ不足や、そのジャンルで伸び悩んだ場合に軌道修正が難しいなどのデメリットもあります。
「◯◯県のカフェ巡り」に特化しすぎると、記事ネタはすぐ尽きてしまいますし、地域需要も限定的です。
最初からあれもこれもと、手を広げるのは良くないですが、関連性の高いサブテーマを複数用意しておくと安心です。
実際、成功している雑記ブログも内部的にはヒットした特定ジャンルに寄せていった結果、特化ブログ化しているケースがほとんどです。



ジャンル決定時点では狭すぎない視野で、無理なく継続できる適度な広がりをもたせることが、ポイントになります。


単価や承認率が低いジャンルは選ばない
アフィリエイトで稼ぐにはいくらアクセスを集めても、1件の報酬額が極端に低かったり、そもそも成果が承認されにくかったりすれば収益は上がりません。


物販系でAmazonアソシエイトを主体にする場合、紹介料率は数%程度で単価が低く、月1万人訪れても数千円にしかならないケースもあります。
承認率とは、発生した成果が最終的に確定する割合ですが、低い案件ばかりのジャンルだと、せっかく成果が出ても非承認(キャンセル)になり、収入にならない場合も起こりえるのです。
クレジットカードや金融系は報酬単価が高い反面、承認率が低めとされます。
VODやサブスク系は、報酬単価は中〜低ですが、無料登録ゆえ承認率は高い傾向があります。
理想は、単価と承認率のバランスが良い案件が多いジャンルです。
- 「案件Aは、単価1万円だが承認率50%」
- 「案件Bは、単価5千円だが承認率90%」
なら、後者の方が結果的に稼げるといった判断も必要です。



初心者のうちは承認率まですぐ把握するのは難しいですが、ネットで口コミを調べたりASP担当者に聞いてみたりして、ジャンルを選ぶと良いでしょう。


ASP広告案件が少ないジャンルは避ける
ブログで稼ぐには、紹介できる商品・サービスがあることが前提です。


もし、選んだジャンルに適したASP案件が極端に少ない場合、収益化が難しくなります。
広告案件が、ほとんど見当たらないジャンルは避けましょう。
事前に主要ASPでキーワード検索して、案件数を確認するクセをつけてください。
たとえば、「◯◯(ジャンル名)」で検索して0件であれば、そのテーマ専用の広告は無いということです。
この場合、他のマネタイズ(Googleアドセンスや独自商品販売など)を考える必要はありますが、アフィリエイトで稼ぎたい初心者にはハードルが上がります。
案件が少ないジャンルとしては、ニッチすぎる業界商品、新しすぎる分野(まだ広告主が少ない)、あるいは広告になじまないテーマなどが挙げられます。



こういったジャンルは収益化アイデアを捻出するだけでも苦労するので、初心者はできるだけ手堅くASP案件が豊富に揃っているジャンルを選ぶのがおすすめです。


ブログのジャンルに関するよくある質問


ブログのジャンル選びについて、初心者が抱きやすい疑問に回答していきます。
特化ブログと雑記ブログ、結局どちらが良いですか?
収益を狙うなら基本は特化ブログがおすすめです。
アクセス集めやすさ・アフィリエイト適性の両面で、特定ジャンルに絞った特化ブログの方が有利と言えます。
雑記ブログは好きなテーマで気楽に始められるメリットはありますが、検索エンジン経由の集客が難しくアフィリエイト収益化にも向きません。
実際、雑記で成功しているブログも中身を見ると、ヒットした特定ジャンルに注力しているケースがほとんどです。
ただし、どうしても一つに絞りきれない場合は、最初は雑記で色々書いてみて手応えのあったジャンルに舵を切る方法もあります。
あまり詳しくないジャンルで始めても大丈夫ですか?
結論から言えば可能ですが、挫折しやすい点に注意が必要です。
ブログ運営を通してジャンルの勉強をしていくこともできるため、現時点で詳しくないジャンルに敢えて飛び込むのも一つの方法です。
未経験のプログラミング言語を学びつつ、その過程をブログに記録する、といった形です。
知識が増えるほど、記事の質も上がっていくメリットがあります。
しかし、詳しくないジャンルだと成果が出るまでに人一倍時間がかかるため、途中でモチベーションが切れてしまうリスクも高まります。
強いモチベーションがある場合以外は、できれば多少なりとも知識のある分野を選ぶ方が無難です。
全くのゼロ知識からスタートする場合は、インプットとアウトプットの並行作業になることを覚悟し、長期戦の構えで挑みましょう。
これまで成功例がないような、ニッチなジャンルに挑戦するのはアリですか?
基本的にはおすすめできません。
インターネット上には無数のサイトがあり、既にあらゆるジャンルで誰かしらチャレンジしています。
成功例が見当たらないジャンルというのは、大抵の場合誰がやっても収益化が難しいジャンルと考えられます。
つまり、「ブルーオーシャンだからチャンス!」と思うのは危険で、需要が無いか競合に勝てないだけのケースが多いのです。
「火星旅行専門ブログ」なんてものは現状需要がないですし、「〇〇マニア向け超ニッチグッズレビュー」なども市場が小さすぎるかもしれません。
夢のない話に聞こえるかもしれませんが、ある程度実績のある土俵で戦う方が勝ち目があるのは事実です。
もちろん、天才的な切り口や運でブレイクする可能性もゼロではありませんが、初心者がリスクを取る必要はありません。
最初は王道ジャンルで経験を積み、どうしても開拓したいニッチがあるなら2つ目のサイトとして挑戦するくらいが良いでしょう。
ブログ運営途中でジャンルを変更することはできますか?
可能ではありますが、関連性のないジャンルへの大幅変更は非推奨です。
既存の記事テーマとかけ離れたジャンルに変えてしまうと、サイト全体の評価が分散してSEO上はマイナスになります。
旅行ブログから急にプログラミングの話を書き始めても、検索エンジンも読者も戸惑います。
変更するなら元のジャンルと、近い領域に留めるべきです。
「ダイエットブログ」から「美容・健康全般」への拡張であれば問題は少ないですが、「ダイエット」から「株式投資」への転換は関連性がなく避けるべきです。
そのような場合はいっそ新しく別ブログを立ち上げる方が良いでしょう。
後から迷走しないよう、最初のジャンル選定は慎重に行いましょう。
どうしてもジャンルを決めきれないときは、どうすればいいですか?
雑記ブログとして始めてみるのも、一つの方法です。
「完璧にジャンルを決めてから…」と、悩みすぎて一歩を踏み出せないくらいなら、最初は複数ジャンルの記事を書いて反応を見てみましょう。
雑記ブログは確かに収益化効率は悪いですが、色々なテーマを試せる利点があります。
いくつか記事を公開してみて、明らかにアクセスや読者の反応が良いジャンルが見つかったら、そのテーマに寄せていけば良いのです。
闇雲に書くよりは、予め候補ジャンルを3つ程度に絞り、順番に試すくらいが良いでしょう。
書いてみて手応えを感じるジャンルはおそらく自分でも楽しめているはずなので、その際は速やかに特化型に切り替えを検討してください。
最初から特化がベストではありますが、悩みすぎて始められないくらいなら、まずは走り出してコースを決めるやり方も十分アリです。


初心者でも稼げるジャンルを選んでブログを成功させよう!


ブログのジャンル選びは、収益化に直結する重要なステップです。
本記事の要点をまとめます。
- ジャンルによって、ブログ収益の難易度や伸びしろは大きく異なるため、選定は慎重に行う
- 自分の興味や経験が活かせ、需要が十分あり、広告案件も豊富なジャンルを狙う
- 初心者におすすめの稼げるジャンルとして、VOD・プログラミングスクール・転職支援・格安SIM・メンズ美容・オンライン英会話・スポーツジム・マッチングアプリ・資格講座・ゲーミングジャンルがおすすめ
- ジャンル選定の際は、興味の有無/市場規模/案件数/競合状況/自分の強み/継続性をチェックする
- YMYLジャンルは避けるべき
- ジャンルを絞りすぎて軌道修正不能は避け、単価・承認率が低すぎるジャンルや案件稀少なジャンルも、選ばないようにする
- どうしても決められない場合は、まず雑記で始めて反応を見る方法もある
- 最終的には特化ブログの方が収益化しやすいため、得意分野や反応の良いテーマに注力する
ジャンル選びに正解はありませんが、本記事のポイントを踏まえて検討すれば、大きな失敗は防げるはずです。



ぜひ自分にピッタリのジャンルを見つけて、楽しく稼げるブログ運営をスタートしましょう!